『歴女』と呼ばれるのが嫌だったワケ
歴女 ・・・ 歴史好き、歴史ファンの女性を示す略語。 | ||||||
歴史そのものというより、歴史に登場する特定の人物や人間関係に | ||||||
強い興味を持ち、まるで俳優やアイドルの追っかけのようにゆかりの地を | ||||||
訪ね歩いたり、関連グッズを買い求めたりする。 | ||||||
歴女は織田信長や坂本龍馬など主役級の人物に興味を抱きがちな | ||||||
一般ファンとは少し違い、ほとんど名の知られていない武将や人物に | ||||||
傾倒する傾向がある。 (コトバンクより一部抜粋) |
うーん(^ω^;)
なんだろう、この違和感…笑
しかも面白いのがweblio辞書に
歴女の愛好対象となる著名な人物なるものがまとめられている!笑
歴女の愛好対象となる人物は、大成した者より、志高くも不遇の生涯 | ||||||
であったものが多く、一種の伴官贔屓でもある。 | ||||||
伊達政宗、真田幸村、直江兼続、石田三成、坂本龍馬、土方歳三 | ||||||
永倉新八など戦国・幕末の特定の人物に人気が偏る傾向があるが・・・ | ||||||
(weblioより一部抜粋) |
ふむふむ(^ω^;)
思った以上に結構書かれてますね…。
なんというか、こういう風にマスコミや世間が「歴女」って枠を作るせいで
嫌になって歴史を好きなのを辞める人って多いと思います。
実際に私も歴女と呼ばれるのが嫌すぎて歴史関連の本から距離を置いたこともあります。
なにが嫌だったのか自分なりに考えてみました。
”歴女”じゃなくて”歴史ファン(オタク)”と認識してほしい
多分大半の人が思っているのではないのでしょうか。
・歴史が好き
・女
以上の条件がそろっただけで「あぁ~、今はやりのやつね」みたいに
一括りにされるのが嫌なんだと思います。ミーハーって思われたくない!みたいな笑
歴史が好きという人にもいろんなタイプがいると思います。
・お城が好き
・人間ドラマが好き
・政治の流れに興味がある
・昔と今を比較するのが面白い
それに歴史を好きになるに至るまでにその人なりに色んな出会いや思い出があると思います。だからこそその思いを「歴女」の二文字で終わらせたくない!というところでしょうか。
なんで男性の歴史好きは「歴男」とか呼ばれないのに女性だけ「歴女」なんだ!?って学生時代は凄く悶々としていました笑
男女問わず判官贔屓って日本人の傾向じゃない?
★判官贔屓とは…弱者や薄幸の者に同情し、味方したり応援したりすること
判官贔屓や志半ばに不遇に終わってしまうとか多分日本人の大好物ですよ。
だからこそ源義経の話とか600年くらい語り継がれている訳だし…。
歴史と創作物(二次元)は違う
前提として私は二次元好きです。アニメも漫画も見るしゲームもします。
でも小学生の時一番に感じた違和感はここだと思います。
タイトル紹介文にもある通り、私の歴史の入り口は織田信長でした。
そこから当然戦国時代に興味を持って歴史を好きになっていくわけですが
えっ、なんで戦国武将がこんなイケメンキャラになってるの…?
と当時は凄くびっくりしました。
特に戦国時代とかギリギリ明治維新らへんとか写真とかないし、
資料も誰かが書いた文献や手紙とかからその人の人物像を読み解いたりしていくので、凄く創作の余地がありますよね。
だからこそ2次元とか素晴らしい作品もあるわけなのですが…。
なので、完全な妄想が混じった解釈で歴史を語られるのを当時は凄く嫌ったのかもしれないです。
今思う「歴女」という言葉に対して
昔ほど抵抗感はなくなりましたが、
みたいに完全に固定観念で話を振られると少し「ん?(^ω^#)」
ってなります。
まぁ確かにアイドルとまではいかなくてもそのくらい憧れる人物は多いし、
でもそれって男女問わずだし…。
入りが何であっても少しでも歴史に興味を持って、そこからどんどん幅を広げていって自分の知識を深めていくのはとても良いことなのではないでしょうか。
もう歴女でもなんとでも呼んでくださいって感じです笑