第2回『La Japonaise』親日家だったフレディの真髄
『La Japonaise』by Freddie Mercury,Montserrat Caballe
というのも本国イギリスでなかなか売れなかった彼らの人気に火が付いたのが日本だったから。
写真や動画でもかなりの熱狂ぶりが伝わります。
QUEENの曲の中には『Teo Toriatte』という
サビが日本語歌詞の曲があります。
手を取り合ってこのまま行こう 愛する人よ
静かな宵に光をともし 愛しき教えを抱き
サビの部分の歌詞です。
「ちょっと日本風な曲つくってみたよ!」レベルのノリじゃないです。
メロディも綺麗で東日本大震災の復興ソングにも選ばれていたような。
まぁそのくらいQUEENと日本は親密な関係なのですが、
そのなかでもとりわけ親日家だったのがフレディ。
おそらくフレディは芸術肌なので日本の文化とかに興味を持ったのだと思います。
家には日本庭園があり、焼き物にも詳しいんです笑
(動画で伊万里焼や小谷焼について述べています。)
そんなフレディがスペインの有名なオペラ歌手のモンセラート・カバリエさんとコラボしたアルバムの一曲である『La Japonaise』
ちょっと中華風だけど、日本の香りもする曲調。
ポイントは何と言っても歌詞+日本語の発音!
最初の歌詞から日本語です。
素晴らしい朝が明ける
夜明けが呼びかける
心の泉が湧き出る
夢のよう
詩的すぎる…!!
とっても綺麗な表現ですよね。
私の好きな日本語の部分を抜粋して紹介します。
遠い国のあなたに魅せられて
あまりにも美しい夢のよう
こちらのセリフですと言いたいくらいの歌詞です。
これだけ日本のことを愛してくれていたんですね。
朝が微笑みかける
いつも君だけは心の友
遠い君の面影忍んで
あまりにも美しい夢のよう
表現が本当に綺麗(何回目)
ヒットのきっかけを作り、ずっと交友のあった日本。
”心の友”という、言葉が距離は凄く離れているけど心はつながっている
いつでも君たちのことを想っているよ、と語りかけてくれている気がします。
また、日本語の発音がすごく良いんです。
なにかのサイトで見たのですが、
外国の方は『東京』を『とうきょう』ではなく『トキオ』と発音してしまうそうです。フレディはネイティブな日本語の発音に近づけるため、日本人にレッスンしてもらったのだとか。
曲に対する姿勢も、日本に対する思いも本当に素晴らしいフレディ。
そこそこマイナーな曲なので、これを知っているとQUEENファンに一目置かれるかもしれません笑